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極トレメルマガ ★40代男の肉体鍛錬論★

■vol.26「最初の一杯は3分かけて飲め」 2006.5.25発行
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先日、古本屋で五木寛之氏の
『知の休日』(集英社新書)
という本が目にとまったので買い求め、
新幹線で移動の機会に一気に読みました。

休日、余暇の充実した過ごし方を、
一流作家ならではの卓越した視点で説く、
とても面白い内容ですが、

この中で、とても印象に残ったフレーズがあります。

[盃の最初の一杯は3分かけて飲め]

なにごとも、急激に、不意打ちをくらわせることが
心身にとってよくない、ということを語るくだりで、
お酒の飲み方について触れています。

氏は、もともと、あまり酒には強くないのだけれども、
30代の後半に某誌の[文壇酒豪番付]で、張り出し横綱まで
昇進したことがあったそうです。

そのころ氏は、一晩に水割り20杯ぐらいは時間をかけて
飲んでいた。それができたのは、ある先輩作家から教えられた
秘伝を忠実に実行していたからだ、というのです。

それが、
[盃の最初の一杯は3分かけて飲め]
という教えでした。

日本酒でもビールでもウイスキーでも、何でも同じ。

とにかく最初の一杯目を、じっくり、チビチビ飲む。
とても難しいことだけれども、これを実行すると、
確かに実力以上の酒が飲めた、とのこと。

これを読んで私、
「ウォーミングアップというのは、やっぱり大事なんだなあ」
と膝を打ち、妙に納得してしまいました。

そしてトレーニングにおいては、ウォーミングアップを
ちょっと軽視してたかな、と反省。

軽視していたのには、実はきっかけがあります。

ずっと以前に、陸上競技の著名なコーチから、
「日本人選手はウォーミングアップが長すぎる」
という話を聞いたのです。

そのコーチ曰く、

国際大会に行くと、日本人選手はレースの
かなり前から動き始め、いつもの練習と同じパターンで
体を入念に仕上げていくが、外国人選手を見ていると、
レース直前に、パパッと仕上げる印象。

アップにかける時間が、全然違う。
日本人選手は、アップしすぎなんじゃないか?
試合前に疲れちゃうんじゃないか? と。

特に暑い日など、消耗してしまうんじゃないか、と。

当時、私も競技を引退したばかりで、

「そうだよな、考えてみれば、試合のアップって
長すぎるよな、別に、いつも同じメニューでやる
必要もないんじゃないかな」

と、大いに疑問を感じたものです。

ウォーミングアップというのは、そのときの環境や
選手の体調に合わせて、
臨機応変に内容を変えていくべきなのですが、

以前の日本のスポーツ界には、そうした柔軟な考え方が
足りなかったようです。(今は違うと思います)

ということで、
そのコーチの言葉が頭に残っていて、その後、自分が
トレーニングやスポーツをする際も、ウォーミングアップを
あまり重要視しない、悪いクセがついてしまったようです。

アップ短めでも何とかなるじゃん!

そのほうが時間の節約になるし!

という感じで。

でも、それが通用するのは、若い頃の話。

思い返せば、30代半ばをすぎてから、アップ不足で
いきなり重たい負荷でトレーニングし、
腰を痛めたことが何度かありました。

細く長く、トレーニングライフを楽しむためには、

[盃の最初の一杯は3分かけて飲め]

これです。

いい人生訓を、学んだ気がします。

ところで、五木氏自身が言っておりますが、
[盃の最初の一杯は3分かけて飲め]を実行するのは、
実際には、かなり難しいと思います。

特にこれからの季節、
生ビールでこれをやれと言われたら、ほとんど「おあずけ」
を食らっているようなものですからね。

けれども、試してみる価値ありですね。

決して、たくさん飲むためでなく、あくまでも体を
いたわりつつ、長く酒を楽しむために。


▼▼▼▼

ウォーミングアップと同様に、重要なのが、
トレーニング後のクーリングダウンでしょう。
(私個人的には、ウォーミングアップ以上に重要、と感じています)

負荷をかけた筋肉や、関節を文字通りクールダウンする。

ケアの王道は、何といってもアイシングです。
膝や肩に不安があって、ケアの必要性を感じている方には、
特におすすめします。

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